昨年10月、突然ルビーが発作を起こし病院に行きました。
ルビーの発作そのときから感染症の可能性があるといわれていましたが、FIPだったようです。
FIPのおはなし7月30日、朝ルビーはいつも寝ていた食卓テーブルの下から出てこず、朝ごはんの催促をしませんでした。
暑いので冷たい床に寝そべっているんだと思っていましたが、もうベッドに登るのが大変だったのかもしれません。
そのころ何回かトイレの外でおしっこやうんちをしてしまい、トイレをまたぐのも大変だったみたいです。
前日までは食欲旺盛で、お皿の前で鳴いて催促していたので、おかしいなと思って
トイレに入れたらおしっこをしました。が、もう後ろ足が立ちませんでした。
病院に連れていくと、そのままルビーは入院して、点滴を入れるとゆうことでした。
次の日、面会に行くと、ぐったりして私が行っても顔を上げませんでした。
ごはんも食べていないので明日からは流動食を入れると言われました。
その次の日、面会に行くと体温が低下して毛布を掛けられ、鼻からチューブを入れられてカラーもしていました。
それから毎日、仕事が終わると面会に行きました。
いつも「今日退院してもいいですよ。」と言われるのを期待していたのですが・・。
1週間後、おっとと2人で面会に行くとルビーが顔を上げてニャーとはじめて鳴きました。
血液検査の数値も回復してきているようで、このとき一安心だと思ったのですが・・。
8月12日、ルビーは2週間入院して帰ってきました。
おっともお盆休みに入り、退院して家で介護しようと思っていました。
病院で流動食の入れ方も教えてもらいました。
すぐに吐いてしまうので、ぬるま湯でといた粉の高栄養食を2時間ごとにシリンジでゆっくりゆっくり入れます。
薬もその方法で空気が入らないよう鼻から入れます。
病院でやり方の説明を聞きながら一回入れましたが、吐いてしまいました。
家に連れて帰って落ちついてからまた少し入れてみましたが吐いてしまいました。
目に涙をいっぱい浮かべて苦しそうにするルビーを見ていると、もうチューブを取り外してあげたくなりました。
でもこれを外すと薬も水分も入れられなくなってしまいます。
おしっこは30分おきくらいに少しずつ出ました。
寝たまましてしまうので、シートを替えたり体をきれいにしたりしてついていました。
これは生きているルビーの最後の写真です。
朝、明るくなってから自然光で撮ればいいか・・・と、撮るのをやめようかと思ったのですが、
やっぱり今日のルビーを撮っておこうと思ったのです。
前足は点滴を入れるために毛を剃ってありました。
細い細いルビーの足、とても薄い皮膚が透けて骨が見えていました。
目を見開いて宙を見つめるルビー・・。
こんなルビーを一人ぼっちにして私は2時半頃、寝てしまいました。
3時半におっとが物音に気付き、起きていくともう・・。
そのときまだ足が少し動いていたそうです。
発作を起こしたようです。発作はかなり体力を消耗するので最後の力が尽きたのでしょう。
外してあげたかった鼻のチューブをやっと外してあげました。
ルビーの肉球はだんだん冷たくなっていきました。
朝、お世話になった病院の先生に今までお世話になったお礼の電話を入れると
先生は不在だったのですが、病院からお花が届きました。
お花をルビーの棺に入れてあげました。
ミックはルビーが帰ってきてから、病院とおしっこの匂いのするルビーが恐くて近寄りませんでした。
棺に入ったルビーにもおそるおそる近寄っていました。
12日はミックの2歳の誕生日だったのですが、すっかり忘れ去られていました。
ルビーの目をすぐに閉じさせなかったので、開いたままになってしまいました。
きれいなルビーの目をもう少し見ていたかったのです。
ルビーをなでていると気持ち良さそうに目を細めているような表情でした。
生きているときでもなかなか撮れない表情です。
ネコは人に愛されるために神様が創ったと思います。
そうじゃなきゃ、こんなに美しくかわいく、ふわふわである必要がないのです。
ルビーに会えて本当によかったです。ありがとうって言ってお別れしました。